映画「コードギアス 復活のルルーシュ」レビュー「ルルーシュ補完計画」ネタバレあり編
さあ、ネタバレあり編。
ついにルルーシュとの決着をつけるとの
監督の意向。
これ、引っかかったのはヒロインだれ?問題
シャーリーなのか、
C.C(シーツー)なのか、
カレンなのか、
これがはっきりと特定できていないとどんどんわかりづらくなる。
「復活の」というから
これから数作あるのかと思ったら、
そうではなく、
コードギアスプロジェクトは続くが、
ルルーシュ編はここで幕を下ろす、ということらしい。
確かに、このギアスの能力とナイトメアフレームはカッコイイ。
ギアスの力のカギを握るCの世界みたいな存在に
どれだけの説得力を持たせ、あとは観る側が納得理解できるかが大事、なので
やはり難解ではある。
それはさておき、
「ルルーシュ」と「C.C」どちらも感情を表に出さないので
演技と心情がとてもわかりづらい。
ラストシーンは、バチっとハマる人、よっぽど理解していた人だろう。
ある意味、ルルーシュ愛が試される(;´∀`)
逆に、そう考えるとサラっとした台詞の中にとてつもない大きな感情が入っているとも言えるので
二度見る価値があるのかも。
披露宴で騒いでいる映像をルルーシュに見せるシーン、実は超哀しいシーンで泣くところなのか、と迷ってしまった。
あの辺りだとルルーシュは少しの間だけ現世にとどまる存在かもしれない、ので。
ルルとC.Cの心情や
Cの世界の意味などを驚嘆とともに説明する役がいればわかりやすい、
これはきっとそれを補完する観客同士の役目なのかもしれない。
一枚の止め絵で説明しないでその後を表現する
エンディングの技法が「コードギアス」ならではのもの、これは今後も受け継がれそう。
ここだけの出番の彼女に幸あれ(;'∀')
(とても重要なシーンなので追加シーンとして欲しい)
キャラクターをほとんど殺さなかったところは
後にZガンダムのように繋がせるためだろうか?
今後に繋げるためとして改めて、コードギアスのテーマを問うてみたいと思う。
一つは戦争が一年なかったことを奇跡と呼ぶくらいなので
争いをやめることができない「戦争」
今回描かれたのは戦士としてしか生きる術を持たない国の「貧困」
それを解決するために希求する「奇跡の力の奪い合い」
ナイトメアの「科学の奇跡」とギアスの「超常の奇跡」
その群像劇なのかもしれない
といことで今後の展開、これまでの軌跡も含めて語り合うには
もってこいの作品なのだ、と思いました(*´ω`)
戸田恵子さんの声がやけに綺麗でした。