「真・倍返し」誰になんと言われても自分を貫くといい
誰になんと言われても自分を貫くといい
「誰になんと言われても自分を貫いてください」
僕は人生において10回くらいこの言葉を言われたことがある。
それは、なんというか別れが近いときに言う言葉なのだけれど、
今の半沢直樹のブームで
いやー、テレビ出たんすよ、とか
報告するとお客さんが思いの外喜んでくれたりすると嬉しい。
僕自身は、たまたま運が良くてテレビに出ただけの実力でも何者でもない、ものなのだけれど、
「いやー、最近暗いニュースばかりで、久々にいいニュース聞けたよ」
と喜んでくれる人がいると
私自身が一番ビックリする。
そして
「君は変わってるから、人と違う人生を送るといい」
そんな言葉が言えるあなたに私はなりたい、と本当にそう思うのだ。
そして、最初の言葉に戻る
ああ、そう言えば、あの言葉を何度も言われたことがある、と。
ビッグチャンスがひとつ舞い込んでいたのだけれど、それは、ちょっと流れてしまった。
ああ、倍返しは、ないか、
と思っていたところにそんな言葉を投げられると励みになる、というか
人生の妙を感じる。
人は人に何を求め、何を感じるのか。
とりわけ最近の半沢直樹の話が
仕事と居場所、プライドと感謝、恩返し、など人生の深みに迫るものであり、
染み染みと負け犬である自分が
その勝ちや負けの彼岸にあるものに
たどり着こうと生きていることを思う。
「それでお前の倍返しは決まるのかよ!」
と大和田さんが吠えるように、
倍返しの秘策を自分に問いかける。
半沢が語った
日々の仕事にプライドを持ち、満足感を得ることが、私にできるだろうか。
この続編では「倍返し、より、大切な感謝と恩返しの仕事」が語られた。
それがあっての「真・倍返し」なのだろう
それにしても、そんな人の顔を見せてくれた
このドラマと今この居場所に感謝した