AKB握手会の事件に僕たちはなにを見るか。
流言、デマ、暴言などが飛び交う。
もはや世論もそれなりに慣れてしまっているが、
子供たちも憧れる存在。
関わる人たちの心に小さな闇を生んでしまわないかが心配になる。
開示された情報もあまりなく
動機などもまだわからないので多くは語れないにしても、
こういうときに瞬発力として
言論がどんな言葉を紡ぐかは大事になる。
犯人の暴挙以外のなにものでもないと思われるので
秋葉原連続殺傷事件の時と同じように、
本質的には直接的にかかわりのないことだとしても、
そこ(AKBという言葉やイメージ)を通らずにはいられない。
システムの規制や、制限などが起きるのは避けられないのかもしれない。
防ぐ側からしたらそうするしか考えが及ばないだろう。
じゃあ、そのときに
世間に対してどれだけの態度を示せるか。
取り巻くファンや、若者、それを支持する者たちの態度が大事になるのかもしれない。
情報拡散が無限に広がった、新しい時代である。
「いやー、若者の闇は深いですねー」
などという、じゃれ合うような言説で終わって良いわけがない。
アメリカの銃乱射や
中国台北の地下鉄の刃物事件も、
若者である。
こういった事件は、流れとして
引き合い、起きる場合がある、という説がある。
並記すること自体、正しいとは言えないかもしれない。
説得力を持った希望を語ることができるだろうか。
引かれてはいけない。
そんなものは、なんの意志でもない。