この世界の片隅に、が素晴らしい略して!
ということで
映画この世界の片隅に、が素晴らしい略して
このすば、
(あ、どこかで聞いた名(;'∀')
・・・
ふつーに涙が止まらなかった。
これほどまでに魂が揺さぶられるというか、ガタガタする感覚はめったにない。
ということでデジタルセル版がいろんなサービスで見れるので是非見ていただきたい。
というか、語り始めるとだいたい内容に触れるのであまり語れないもどかしさ。
戦争の中の日常っていうから
まあ、イメージ通り、戦争の世界の片隅で、力強くいきる日常を描くんだな~、
まあ、でも軍隊に人が取られて、知らない世界に大事な人が連れて行かれてしまうのだろう。
という予想でみた。
絵のタッチからはイメージできないくらいに、かなり大人な心理描写があり、
ハッキリ昭和○○年と表示せずに煽らず静かに時が過ぎるフリをする
しかも、すごーく独特の息遣いで愛嬌ある演技をする。(これは観ればすぐわかる(^▽^;)
ちびまる子ちゃんのまる子とお姉ちゃんの間、くらいのイメージのキャラなんじゃないかな。
とにかく感情移入度がすごくできて、笑いが止まらない、のと温かくて涙も出てくる。
大人の心理描写の部分では急に生生しい演技をする。
キスシーンや、妻の幼馴染が訪ねた時の、嫉妬と思いやり・・・
それだけで良かった、のだけど。
ということでここからはネタバレが少しあります。
1時間くらいはそれでよくて、あ~いい映画だ。とつくづく思った。
後半に入ると、いきなり残酷さが牙を剥く
途中からもう、やめてくれ、と思うくらい
痛かった。
空襲で爆弾が投下されるシーンもアニメだと逆に生々しい。
(現実の場合よくあるのがあっさりしてしまう。)
アニメ、というのが表現のひとつで演出の技法のひとつだとすると、
これはかなり心をエグってくる。
衝撃的なので最後の方はもう観たくなくなる、くらいにさえ思える。
そう思わさせるくらいに感情移入していたのだと思う。
戦争に負け、暴力に屈したのも
外国のものを食べて身体に入れていたから、
主人公すずの心の中にある闇も吐き出す。
(こうなるともう闇とかではないんだろうけど。それが戦争だから)
戦争の中の日常とは
つまり何度も空襲警報があり、配給が滞り、草を食べ、建物自体が疎開(つまりたて壊す)され、
そうした日常のこと
そこから先の描き方はかなり残酷だった。
それでいて捻りも効いていて、
反戦映画だね~とか、泣けるよね~、魂揺さぶられるよね~、とかで語れないと思う。
それで全然よいのだけれど、考えさせられる、部分でなにをどう考えればよいのかな~と考える。
・・・きっと「お前だけは普通でいてくれ」
という部分が大事なのかな~と思う。
ということで次回ネタバレあり編で観た人と語りたい(;´∀`)