ジョジョ第二部「人間讃歌を人間じゃないものへ歌う」 #jojo
アニメを見てから漫画を見るとナレーションの雰囲気などがバッチリはまって入りやすい。
二度目に読んですごいなーと思った部分が、
敵に対する敬意。
一部のラスト近く、ジョナサンはディオを倒し涙する。
「それは敵とはいえディオの青春はジョナサンの青春だったからだ」
そして二部
とんでもない卑劣な手を使いバシバシ人を殺した
エシディシという人間ではない超生物・・・
最後まで悪いやつだったのだけれど
ジョセフは
「胸がむかつくやつだぜ 女の体にとりつくなど醜いったらありゃしねえ!」(シーザー)
「シーザーそいつは逆だぜ。俺はいこいつと戦ったからよくわかる。こいつは誇りを捨ててまでなにがなんでも仲間のため生きようとした・・・赤石を手に入れようとした。何千年生きたか知らねえが、こいつはこいつなりに必死に生きたんだな・・・善悪抜きにして・・・こいつの生命にだけは敬意をはらうぜ!」(ジョセフ)
この翻しかたはすごい。
人間讃歌がテーマですが、人間じゃないんですけど!・・・・人間じゃないものにまで敬意を感ずる人間への讃歌か・・・。
「生きること」
とはなんだろう、と考えさせられる。
ただ、これが実際にあった話だとしたら
エシディシに敬意なんてTwitterで言ったら大炎上するよねー。
ただ、どちらが硬質の真実か、を考えると、
うーん、深いなー。