映画「クライマーズ・ハイ」がおもろいで~「新聞とは何だ?今まさに観られるべき映画」
2008年のやや前の映画だけど、
これはもう、五指に入る映画じゃないか。
とにかくタイムリーだ。
と、いうのも今の火山の話が重なる。
御巣鷹山で起きた飛行機墜落事件を取材する新聞社の話なのだけれど、
悪天候で捜索打ち切りしたせいで、
助かる命がたすけられないという慙愧の念
そして新聞社はどれだけこの命が失われている事件を
毎日TOPで扱うか、を毎日会議する。
そして痛ましい事件の真下に訂正のお詫びが載ることを
「何とも感じないのか!恥ずかしくないのか」
と叱咤する。
そして
我々は新聞を作ってるんです!と語る。
現代社会の仕事というものへの矜持を描いている点において
とてつもなく気高い作品となっている。
そして上司とのしがらみ、悪習、
そしてキーワードとなる「チェック、ダブルチェック」
これはまさに今の朝日新聞問題と絡み合う。
チェックで二の足を踏むあまり
結局、スクープは抜かれてしまう。
そう、敗北するのだ。
その中で守ったものとは?
いい台詞がある
「あなたの判断は間違ってない。それを抜いてきました!!」
一人の人間のためだけに伝える自分の想いというスクープ。
堺雅人さん扮する佐山も歯車のひとつとなり
現場で地獄を見て、それを伝えようとする。
僕たちはどんな仕事をするべきか、それを考えさせられる。
ああ、恥ずかしいブログだ。