Gのレコンギスタ最終話「見せたかったもの」 #Gレコ
もはや、よくわからない。
面白かったのかどうかもわからない。
ただ、気がつくと泣いていたんだから
なにかがあったように思える。
勢力が複雑すぎて付いて行けなかった部分はある。
大事であろう部分は
「地球人は戦争オタクかよ」
という台詞と
「懐古趣味」の戦い方と新しい戦い方のほぼ互角のぶつかり合い。
子供の名を叫びながらうろたえる母の姿とどんくささ。
おもちゃではしゃいいでいるだけで、兵器をもつ意味をわかっていない、ということ。
「キア・ムベッキ隊長に見せたかった」という
ベルリの戦いは争いを止めるものだった。
クンパ・ルシータという男は黒幕の一人ながら
とんでもない地味な最期を迎える。
そして、ついに、
日本が、まさかガンダムで、あの場所が聖地になる、とは・・・。
富野監督が見せたかったもの、とはなんなのかがおぼろげながらわかる気がする。
戦争の哀しさ、ではなく
元気の前では、霞んでしまう人の小さな野心を描きたかったのではないか。
凡庸な悪、など元気の前で霞んでしまえばいい、と思う。
元気=健康=至高経験に近い人
創造的で、刺激的な、世界を生きるんだ、という
元気のGのメッセージ、確かにみえた。