ローマの休日の衝撃!
いやーモノクロ映画キレイだな~と思ってみたが
どうやらDVD用にキレイにリマスターされていた。
イメージ的にはただのハッピーな恋愛ものかと思っていたが
違った。後半の最後近くまでえげつないしがらみで主演のグレゴリー・ペックはお姫様のオードリーを特ダネのネタとして接する。
つまり騙しているわけだ。
それはあの真実の口のシーンでも、スクーターを乗り回すシーンでも。
それが結構新鮮で、よくできたシナリオだと思う。
新聞記者のペックと友人はオードリーを(逃げ出した姫様の痴態を)隠し撮りしまくる。
だが最後にペックはオードリーと抱き合い
写真を破棄しようとする。
記者会見の席でお姫様は記者からの質問に答える中、
質問する記者の一人がペックだと気づく。
ここですべてを悟るオードリー。
決められた言葉で語らねばならないお姫様は
自分の言葉で想い出を語る。
サヨナラも言えない自由の限界。
振り返らないペック。おーポカホンタス!
普通におもしろかった。
ただひとつだけすんげーショッキングなシーンがあった。
オードリーとペックの二人を市民が祝福するというシーンがあって
なんとドサクサに紛れて禿げたデブのオッサンがオードリーにマウスツーマウスでキスをするのだ。
えーーー、これ絶対アドリブだろ。
あんな大昔の映画であんなことを・・・・
あーーーもう絶望だ。この世は闇だ。
と、昔のサリンジャー的な僕だったらショッキング。
あれだけは納得いかない。
(´・ω・`)ションボリ