第四回アキバ大好き!祭りレポート「無力の中で」#akiba_df
四回目にしてやっと「!」の位置をはっきり覚えることができた。
名前からしてどストレートなこの祭り。
イベントというより文字通り祭りであり活気と手作りの中のふれあいを
重んじた趣旨で行われている。
しかし、いちボランティアに貢献できることはあまりに少ない。
それでもできる限り声を大きく張り上げて
呼び込みをしたり、
挨拶を丁寧にしたり、できることを見つけてやっていくしかない。
ただ自分たちが充実しただけで終わる、みたいなボランティアだけでは
この先が見えてこないように思えてきたからだ。
参加する意味も明確に理解できずに忙しい中飛び込み
中途半端はいやだからなるべく時間を割いた。
死中に活を見出す気持ちで。
なぜか居酒屋のバイト先の常連さんとばったり出くわしたり
最近めっきり会うことのなかった知人と出会ったりした。
前日ボランティアの時にみんなでメイドカフェに行って食べたご飯はおいしかった。
人も増えて一人一人の顔と想いがわからないままで
いったいなにを繋げてひとつになればいいのだろう?
それぞれがなにかを見つけて持って帰ればいい、というが
それはいったいなんなのだろう?
こういう場合いちいち答えを探していてはいけないのだろう。
自分探しが永遠に終わらないのと同じように。
大事なのは動く、楽しむ、考える、そして人に優しくする。ということなのだと思う。
宅外派遣された自宅警備隊NEET。
会場にいた「ウルス」君と突発で絡み退治していた、というか、
されていた・・・。
このウルス君、関西弁でよくしゃべる。
「おーきに」
しか言わなかったが後半は「ひゅーひゅー!」とハイテンションで
会場を歩き回っていた。
最近のゆるキャラは・・・・ふなっしーみたくしゃべるのか。
ある意味あいつは革命をもたらしたように思える。
そして大発見だったのが、
「ロボットプロレス」
花道の入場と退場とパフォーマンス。
試合の面白さ。
ものづくりとサブカルの融合という点においてこれほどわかりやすいものはない。
これ、間違いなく今後もっと流行るだろう。
フロントスープレックスをかますロボット。
変な名前のロボット。
実況、解説、
高々とリングネームが名乗りあげられる。
本物のゴングが打ち鳴らされる。
その横で耳をふさぐ少年。
一日があっという間に終わり、
僕はそのまま仕事に行き
寝て、翌日また祭りに参加。
やっぱり答えを探している。
続・アキバ大好き!祭り2013夏レポートに続く
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=告知(お笑い・ボランティ活動・書籍など)=
「愛や夢」を大切に思うこと。
日本のサブカルチャーが熱病から醒めたドン・キホーテのように虚しいニ
ヒリズムに覆われないためにリアルに打ち勝たなければいけない。
無数の解釈から、ひとつの願いを語る勝手を少しだけ許していただきたい。(「たかがアキバ、されど秋葉原」より抜粋)