不謹慎クソコラグランプリ問題の本質とは「世界は薄っぺらくなんかない」なんじゃないだろうか。
不謹慎だ、とか
善悪是非は置くとして
ネタ消費というものがある。
社会学者の鈴木健介さんはとりわけ
このてのネット文化について、どういう着地をすればいいかを
常に考えておられる。
たとえば
クソコラに怒り、
向こうを利するだけ
「これだけ人間以下の生き物がいるのだから」
という発言したことの意味は
向こうからしたら
かつての地下鉄サリン事件のように
愚かだから、裁きを与えよう。
という理屈にすり替えられることも可能だ。
ただ、ここで大事なのは
「世界は薄っぺらくなんかない」
ということを僕は言いたい。
人は人の痛みを感じることができない。
それは真理だ。
その真理から目をそらして
心を曇らせた若い心で先走れば
きっと世界は憎しみと敵ばかりをあなたに映すだろう。
本質を一撃で、
せめて三手くらいで追いつめなければ
これからの時代、社会はどんどん脆くなっていくのではないだろうか。