映画「ヒミズ」純粋な狂気
最近知り合った若者が
役者をしていて、好きな映画を聞いたら「ヒミズ」だ、というので
せっかくなので観てみた
Amazonプライムビデオにあってビックリ( ゚Д゚)
古谷実さんの漫画原作の映画
東日本大震災が出てくる映画ということで存在は知っていましたが
なかなか無茶苦茶な映画。
茶沢(ちゃざわ:二階堂ふみ)の好きな人の幸せを心から願っている狂ったような優しさがいい。
ボート屋の手伝いをするシーンの笑顔はまさにいろんなCMでみた感じ(*´ω`)
あまりに純粋すぎる部分と、狂気をクローズアップしすぎて乱暴な部分とが混在していて
良くも悪くもカオス。
海外で高く評価されたり、酷評されたりも、どちらもわかる気がする。
乱暴な展開のようでいて妙にきちんと向き合う部分もあったりと、とにかく荒っぽく物語は展開。
狂気と暴力が露悪的でそっちに引っ張りすぎていて
世界を悪く誇張している
それでも
「世の中にはもっと悲惨なことで打ちのめされている人がいるのに、こんなことでいじけて、ダメになって、恥ずかしくないの!?」
当然これは東日本大震災のことも含まれているのだろうけれど、
純粋な青春視点がところどころ放り込まれる。
「脱原発!」とドロップキックをかますシーンや
本当に良くも悪くも純粋に表現を爆発させている。
良いか悪いかわからないけど
泣けました( ;∀;)