紅の豚はやはり最高「とばねえ豚はただの豚だ、の続き」
やはり最高。
コミカルな世界観の中にシリアスな戦争が絡んでいる
「とばねえ豚は以下略」
の名台詞はその直後にバカっ!と電話を切られる。
つまり死んだかもしれない、と心配した女の心に投げかける言葉ではないのだ。
つまり名言でもなんでもない愚かな発言なのだ
「俺は休暇だ」と
自由気ままに主体的にいきるポルコの生き様、と
哀愁、
アニメならではの描き方であり、生き生きとしたキャラクター
リアルと空想の配合がとんでもなくよい
ヒロイン「ジーナ」はバカを数回使うのだけれど、
愛のあるバカと、本当に怒っているバカ
「私、今、賭けをしてるから。」
のシーンで涙が出る。
ここでの台詞は「とばねえ豚は~」よりも
よっぽどの名言な気がする。
「私がこの庭にいる時その人が訪ねてきたら今度こそ愛そうって賭けしてるの。」
なんだか文学のような台詞。
(それにしても字幕を出さないと意外とわかりづらいフレーズが出ているのに気づく)
ライバルの「カーチス」はジーナに恋をするが
愛の意味のわからないカーチスに
「この国では人生はもう少し複雑なの・・・」という。
恋はいつでもできるけど、愛は違うらしい。
心の動きと音楽が同期した細やかな演出や
ギリギリで水面から飛び立つシーンなど
臨場感が熱い。
とにかく誇張する部分のコミカルで大胆なところが
愛らしく大事な部分だけを描くことに成功している。
いや~、見返そう見返そう、と思って何年経ったかわからんが
再び、個人的ジブリランキングトップに返り咲きました(*‘∀‘)
やっぱりこう、心に棘のように刺さっているものは
きちんと抜いて処置しないといけません
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