映画「ワンダーウーマン」超ワンダーで最高でした
ヒーローものの中で突出してよかった気がします。
正直あんまり期待していなかったので裏切られまくりました。
だって、方露出した女性が劇的に強くて敵をなぎ倒す、これだけで
どう期待しろというのか?
強い女性を描くとか、いう触れ込みも伝わりづらい。
ただ、この映画をみればすべてわかる。
ワンダー(驚き)だらけ。
まず架空の戦争が舞台なのかなーと思ったらなんと
「第一次世界大戦」のドイツ軍とワンダーウーマンことダイアナがばっちり戦います。
塹壕の中をあるくスーパーヒーローを初めて見たわ(;^_^A
弾丸をブレスレットではじきます。
これだけで、もうこれが映像にできるのか?と思います。
突出しておもしろい点は
普通のヒーローが「正義」「強さ」で「葛藤」もあるが
彼女は「純粋」なのである。
真面目に剣と盾を持って街中を歩くという行為が、真面目に「笑い」になっている時点で突出している。
闘おうとしている「敵」が存在するのかしないのかずーっとわからない点も異質。
アマゾン族(女性の部族)
だけが暮らす島で、悪い神を倒して世界を全に満たすのが使命だと、信じて生きてきた
ワンダーウーマン。
それが人間界に行く。しかも第一次世界大戦。もういい意味で無茶苦茶。
戦争、それは道を歩けば飢えた子供にであい、大ケガをした兵士に出会い、困り果てた人を見ても歩き続けなければいけない。なにもできない。
それを見た彼女は短絡的にそれを「受け入れない」
この作品はすごい。
映像にシリアスさを盛り込むのがそうとう難しいのにそれを達成しているし、
メイキングにあるように本当に多数の女性を鍛え(ボクシングの元チャンピオンもいる)一体となっている。
女性特有、といわれる「共感」が作品に通底している。
美しさとひょうきんさのギャップもすごいし主演の「ガル・ガドット」(イスラエル出身)がよくぞ探してきたという超名演技をしている。(メイキングでゲラゲラ笑い上戸なのもすごくいい)
バットマンVSスーパーマンが予想外にあまりにおもしろかったからシリーズを観てきてその流れで一応観た本作ですが
バットマンなどのように事前イメージ知識がない状態から掘り起こしたヒーローという意味も含めて一番に推したい。
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↑メイキングもすごかったです。詩の応酬で平等などのテーマを語り合うのが秀逸。
ちなみに成功した映画のおかげで(パティ・ジェンキンス監督、この映画で女性監督興行収入NO1を記録)ワンダーウーマン2があるそうです!