映画「聲の形」が超すごい映画だった「ずっと修羅場」
実はいい映画だと噂は聞いていたけど
すんごかった。
耳の聞こえない少女の話。
物語の展開があまりに残酷だったり(いじめが序盤にがっつりでるので)
そこから加速して大胆に、え~~、そっちに行くか、というくらい尖がっている。
テーマが重いのに大胆な舵切りをする。
はっきりいって、「ず~~っと修羅場」
ちょっとネタバレになるけれど
大事な言葉として
二つの台詞からわかること。
「生きていれば辛いこともあるけれど、自分のダメな部分も愛さなきゃいけないんだよ」
ということと・・・
「生きることを手伝ってくれ・・・」
ということ・・・
人は「生きる困難を手伝い合っていくもの」なのだろう・・・
ラスト付近がふわっと終わるのも意味深
・・・・で結局、あれ?そもそもなんで
いじめが始まったんだ?もしかして「好きでいじめちゃう」というベタな心情が始まりか?
と思って始めを見返すと驚くことが・・・
それは「先生」。
先生が耳聞こえない生徒を贔屓して、他の生徒に冷たくあたっている序盤のシーンが
不満をもたらしている。
それが回りまわっている。
ああ、そうか、偽善への怒りがここで植野(うえの)をああしてしまった。
それぞれが自分を嫌い、
罪を感じ、友情、友達とはなにか、も考えさせられる。
文学っぽい感じがした
小指と小指、自分のそれを絡ませて表現する手話、の表現になにか美しいものがある。
気がした(*'▽')