改めてガンダムSEEDのラスト3話は神回「ラウ・ル・クルーゼにだけは負けてはいけない理由」
携帯に入っていたので何気なく見たら止まらなかった。
すごい。
最終兵器を使うことへの恐怖。
あんなものがこちらに向けられているんだぞ!やらなければやられる!!
というのもわかる。
哀しいのは強化人間として人間の幸せを最期まで知ることのなかった少年たち
死に際の台詞が「僕はね! 僕はね!!」
哀しみが連鎖して、すべての業を清算するように迫る仮面の男クルーゼ
この男のラスト付近の台詞は胸に迫る。
悪が正義であり、正義が負ける珍しいシーンを見るようだ。
何度見てもすごい緊張感。
やっぱりこのSEEDは少し頭抜けている。
主人公キラが宿敵クルーゼに
「あなただけは!!」と言った意味がわかった。
なぜなら、もしも人間の業の答えと自らを語るラウ・ル・クルーゼに負けた場合
単なる負けではなく、人間は罪に裁かれて終わるべきであることを認めてしまうことだからである。
答えがモヤッとしていて涙しかない、ところが良い。
かといって続編のDESTINYがある、きちんと終わっていることを知っていての
余韻はまた違うのだろうけれど。(SEEDのラストは本当に衝撃的でキラが負けた気しかしなかった。言葉で完全にクルーゼに押されて力で抑え込んだだけに見えたんだけれど今はどうだろう?)