100分de名著は神番組
NHK「100分de名著」は神番組
何度も当ブログで取り上げている番組ですが、
こうした良い番組、突然終わることも多い。
のだけれどNHKだからなのか、
長続きして、セットもリニューアルして一安心。
この番組、思想や哲学をゆっくり取り上げる珍しい番組なので
ミリオネアのように海外に輸出してもよいくらい高度な番組だと思う。
マルクス・アウレリウス
の「自省録」の回がまたすごくて、
『今後はお前を悲しみに誘うものにあっても常に次の原理を用いることを覚えておけ。それは不幸ではない。むしろ、それを気高く耐えることが幸福である。』
『お前が今いる状況ほど哲学するために適した生活はないということが、どれだけ明らかに納得されることか。』
突き詰めると実存哲学を扱っているようで、
今を生きる、
とはいかなることか。ということである。
現代社会に必要な最後の人間の真理はこのあたりにあると思われる。