映画「関ケ原」これは見応えあり!
借りたもののそれっきりなかなか見る気にならなかった映画
何で借りたのだろう?
こういう戦国物はちょくちょく制作されるが
予定調和のお決まりって感じがする・・・かと思ったら
描写が見たことのないものが多かった。
槍で中距離から串刺しにし続けるリアルな戦いや
鉄砲も槍も、盾も戦術を駆使して泥臭い一進一退をしている。
ボウガンを使ったり
朝鮮語を使うものいたり、
司馬遼太郎原作だからか、むちゃくちゃリアル。
斬新な描写。さらに、伊達や真田のようなスターはあまり出ない。
島左近に小早川秀秋、大谷吉継、
晩年の豊臣秀吉の老衰ぶりが凄まじく、これはやっかいな描き方をしている。
人間の荒々しい粗雑なリアリティが実によく映像化されていて、
これが本当の姿なのか、と説得力がある。
構想は大昔からあったらしくなんと1991年から、という・・・
これで最優秀作品賞じゃないのか!(最優秀は「三度目の殺人」)
司馬遼太郎原作の映画かは「梟の城」以来19年ぶりだという。
それを知っていたらきっと映画館で見ていた。
ただこうした歴史もの、複雑な言葉や人名が多く出るのでこうして
Blu-rayなどで字幕付きでみるととても易しい(*´ω`)