紅白歌合戦はなぜおもしろいのか「感謝と希望」
「第69回NHK紅白歌合戦」
心から感謝を込めて歌う姿がやはり良い。
それが歌い終わりの礼と「ありがとう」の口パクに
出ている。
序盤でいきなりレジェンド聖子(いや松田聖子さんね!)が出てくると、お、おおと会場どよめき。
やっぱ存在感がすごい。
パチンコの演出だったら、たぶん当たり確定だろう。
(え、なんでパチンコで例える?( ゚Д゚)
刀剣乱舞の剣舞が思いのほか凄まじいアクションで刀が近すぎてヒヤヒヤした(;'∀')
おお、これは完全に世界に通用する( ゚Д゚)
「Suchmos」(初)の「VOLT-AGE」は会場を数分間で自分の世界に引き込んでいたのがすごかった。
まるでジョジョのスタンドのようだった。
欅坂46もロックナンバー。こうした女の子が歌うところがより、健気というか、壁にぶち当たる感じが出ている気がして胸に迫ってくるものがある。
平手友梨奈さんは怪我のためセンターは小林由依さんの激しいパフォーマンスだった。
驚いたのが
「獣ゆく細道」でエレファントカシマシの宮本さんと椎名林檎さんのユニットで宮本さんが、え?刀剣男子?
と木刀挿してたたずむ姿がもはや狂気に満ちていてすさまじい人きりのような気配を出していたところ。
歌う姿が
「命を取ってやろうか」という気迫があった。凄まじい( ゚Д゚)
ユーミンがホールに来たこと自体がすごいらしいのだけれど、
aikoさんが泣いているのを見て「ひこうき雲」からさらに
「目に映るすべてのことは、メッセージ」という歌詞の「やさしさに包まれたなら」・・・これは泣く。
目に映るすべてはメッセージ、だというのに、なぜこの世はこんななのだろう。
命は儚い、というのに。
結局毎年、なぜ紅白っていいのかなーと思いながら見ていたら
それは
先ほどの感謝、と
来年への希望。今年のことは受け入れて許そう、という気持ちからの熱なのだ、と思った。
その希望はそこそこで結局また来年に持ち越されて人は生きていく。
さあ、希望を本物にしよう。
個人的には、今ある命を精いっぱい生きなさい、なんて綺麗ごとだ!の部分が紹介されていた
あいみょんさんにザワついた。歌の「マリーゴールド」は優しい歌詞だったけれど翳る心の
切なさが出ていてすごく興味深かった。