人事は自分以上のものを雇うことはできない、の意味
漫画「エンゼルバンク」は
ドラゴン桜の外伝ではあるが正統な続編であり、
社会に切り込む。
人事部の話で
就職しようとするものが会社の内部、ブラックなのか、倒産寸前なのか、
働きやすいのか、魅力的なのか、
見抜こうとしているくだりがあり、
人事は自分以上のものを雇えない、という。
それはもちろん、自分自身が部下がついてきたくなるほどの魅力がない限り
上に立てない、のと同義であり、
人格を磨くことが大切であることでもある。
これはドラゴン桜2でも出てくる。
人を見下して、人格を磨かないものは何度やっても東大に受かることはできない。
心理学に照らすと学歴の低いものほど(男の場合)人に対してマウントを取ろうとする。(女性の場合コンプレックスが多いという)
僕は
「人は自分のものさしより大きなものは計れない」と思う。
エンゼルバンクが言いたいのは
常識とは違い、「人は感情を求めている」のが本当のところであり、
社会の厳しい現実を訴えながらそれを言う、ということは
つまり
人は厳しく、感情を求めている、のかもしれない。
と、すると、
僕は会社の代表をさせてもらっているのだけれど
「優しいことに厳しい会社でありたい」と
第一に思っていたのは間違いでなかったのかもしれない。
それにしても、人は石垣、人は城、である。