それでも感謝と恩返しを
どうしても伝えておきたいことがあるので書かせていただきます
この世界にはどうしたって
感謝も恩返しも、できないような悲しいことが起こることがあります
これは
私の友人が大好きなものです
一人の人間が背負える哀しみを遥かに超えてしまうようなものが突然
降りかかってきたとき、人はどんな気持ちになるのだろう。
ここ半月くらいはずっとそのことを考えて過ごしていました
私も苦しいときは死んでしまいたいなんて思ったり、そのカードを常に手札に持っているつもりになって
いたりするのですが、あまりに大きな出来事のため、そんなこと考えることができなくなりました。
これは、
あいつの分まで生きる、とか
申し訳ないから、とか
そういった言葉や理屈よりももっと大きな力で、そこにあります。
ここまでの人生の難題にぶち当たったのは初めてです。
街を歩くと、少しでも関係のあるものを見るとそのことを思い出し泣き出したくなります。
私は、その人のことを思う時は
必ず笑顔になろう、と決めました。
そうしないと、この後の暮らしで、いったいどれだけ悲しい顔になってしまうか簡単に想像がついてしまうから
それはもう笑顔というものですらなく、ただ口角を上げる、というものなのかもしれません。
それでも私は、この出会いに感謝したい、と申し上げたい
事故の当事者でありご家族である「おさかな本舗たいこ茶屋」の若大将が
勇気をもって生きようと奮闘している。
私はこうして書いていること自体が正しいのかわからないけれど、
生きていくこと、というものが、どういうものなのか、向き合って強くいきたい。