ドラマ「家族狩り」がおもろいでー「尾崎豊の哀しい歌」　#tbs - 半沢直樹ものまね「ダメ沢直樹」は人生を倍返しする「ポケットの中の闘争」〜最弱人生の変え方〜

旦那はアルツハイマー病で徘徊する。

それに付き合うストレスで疲れて

愚痴る妻。

「あんたもねー、長く生きれば生きるだけ

辛くなるんだよ。覚悟しとくんだね！」

死んでしまえればいいのに、と３６歳の娘に悲しいことを言う。

そして家族で口ずさむ尾崎豊の

「ＩＬＯＶＥＹＯＵ」

夭折した彼への

皮肉なのだろうか。

はたして本当に生きれば辛くなるのだろうか。

重い問いかけである。

わざと暗く、そしてコミカルな部分の演技も

混ざりすごく見ごたえがある。

前にいた職場でなぜか、

暗い話や重いものは

穂積さんに聞こう！とか、穂積さんみたいな、とか

僕が暗いもの大好きみたいになっていたことがあるけれど、

きっとそれは、そこに向き合うことに人生の意味やおもしろいものを見ているからなのだと思う。

闇を見つめると闇に見つめ返される。

それは取り込まれることもある。

一家心中がなにものかの手によるサスペンス色をまとわせているのも

また皮肉にしか思えない仕掛けだ。

このギリギリの重みは何を見せるのだろう。

ただ僕はいま、光の照射の方向や、コインの裏表というようなものではなく

はっきりとして愛というものの修練があるという哲学の本を読んでいる。

必ずある。

生き続ける意味が。

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↓伝えたい情熱のたいがいを詰め込んだ私小説。