「かぐや姫の物語」普通に泣いたでー「生きている手ごたえ・・・汚れなんかじゃない、人の情けは」
タイトルの一文が後半の姫の心情を要約したつもりだけれど、
泣いた。
「あれで泣くのは素人」と宮崎駿さんが言ったそうだけれど、
泣いたよw
逆になんか笑ったらイカンみたいなシーンがあった。
ネットでは顎が尖った帝と女童(めのわらべ)でそうとうウケていたw
物語の大きな流れはみんな知ってのとおりだけれど、
「都のものたちの偽り」
「偽りの愛」
そして偽りの愛に心が動いた「自分さえも偽りだと思う憤りと悲しみ」
そして幸せになれたかもしれない・・・それには
「生きている手ごたえがあれば・・・」
という。
虫の死骸を手に取る姫。
鳥、虫、けもの、草、木、花、
走り、笑い、泣く。
生きている手ごたえとはなんだろう。
あの姫は声も、時折見せる表情もすごく美しい。
ラストシーン近くで
「待って!!」と
声を震わせて張りつめた演技をするところなど、すごかった。
全編通して彼女の声の存在感は大きかった気がする。
声に本当に怒りとか悲しみを織り交ぜてくるから心にするどい何かを突きつけられた気になる。
その姫の声優「朝倉あき」(女優)さん・・・なぜか活動休止してしまっているのが残念。
あえて捻くれた見方をするならば、
高貴な人達の愛する力のなさを受け止めて許すという慈愛は描かれなかった部分が綺麗すぎるところか。
それと捨丸にいちゃんの(「捨丸にいちゃん!」と叫ぶあの声が本当にいい演技してる)
逃避行の一幕が子供がいる状態であり奥さんいるのかな?じゃあ不義理にならないか?という部分が気になった。
でも、ふつーーーに泣きました。