新海誠「言の葉の庭」が実は超よかった件
お正月にやってた新海誠監督作品群を
やっと見始める・・・
で、「言の葉の庭」を二度目に見たら
これが一番面白い。
と思った。
自分の中ではノーマークすぎて驚いた。
一度見ているからさくさく〜と観たんだけど、
結局、
学校に行けなくなった教師が
ドロップアウトして、
荒れた暮らしをしている中で
同じように
ドロップアウトした若者と話すうちに、
その存在に救われていた、という
すごく内面の話。
人は深い関係性を持つことなくても、
深い部分で響きあうことができる、のだろう。
それは嘘ではない・・・きっと。
むしろ深い関係性の中で嘘だらけになる中では本当のこととはなんなのだろうか。
すごくすごく印象的で驚いたラスト。
別にそんなに変哲なことはないのだけれど、
この物語で出会った相手を、
大人になった時、時折思い出す、あの人は今何をしているのだろう。
という心模様が異常にリアルで、かつ
自分の人生を歩んでいることを暗示していてすごく響いた。
おおおお、これええ話。
物語としては圧倒的に「君の名は。」の方が面白いけど、なんだか一番これが今は好き、な気がした。