「君たちはどう生きるか」がヤバイ普通にいい本だ
この本、宮崎駿さんが再始動、映画にする、ということしか知らず
ずーっと書店で見かけては無視してきたけれど、
池上彰さんがすんごく推しているし、
そうだ・・・・読んでみよう、ということで少年に読んで欲しい、という僕の嫌いな文句を蹴って読んでみた。
(少年よりも大人が道徳に触れる方が世の中良くなると僕は思っている。大人の背中を見て少年は大人になるのだから)
ああ、たしかに哲学だ。
初歩の初歩のそして一番大事なものの俯瞰的見方。
それが温かく描かれている。
子供の気づきに気づく大人、その大人からの眼差し、
これは子供だけでなく大人のあるべき眼差しさえも描いている、ということでやはり大事だ。
少年だけに読ませるにはもったいない。
哲学はいつだって初歩に立ち返るべきもの。その勇気、大胆な謙虚さ、が必要だからだ。
あー、ジブリがこれを映画化しようとしている、というのがまた楽しみだ(内容はファンタジーになるらしいけれど)