君たちはどう生きるか?「ぐんぐん生きる」
読書をしていてぐんぐん元気になる良書。
君たちはどう生きるか
https://www.amazon.co.jp/dp/4838729464/ref=cm_sw_r_cp_api_rJoGBbKW6SVSQ
児童文学者が書いた本なのだけれど
この人、文学雑誌の編集長をつとめたり岩波文庫の創設に寄与したりしている人で
この本、実はかなり思想哲学をうまく埋め込んだ巧妙な造りになっている
ぐんぐん、という言葉がよく出てくる感じが中高生向けに
読みやすく書かれているようにみえて
実は大人が読んだ方がいいんじゃないかというくらい読むと目を開かせられる
子供のころは消費することしかできない。
大人になって世になにかを生産することができるようになる。
少年が出した答えが実に深く、
いきなり難しい話に飛んだりすることが最後に活きてくる。
「良き友であってくれること」
「些細な想い出をなぜか折に触れて思い出すこと、とその意味」が人生をしっかりとしたものにしてくれる。
長い長い歴史を経て今の社会はいろーんな文明が融合している奇跡のような道程を持つ。
ならば、
全ての人がいたわり合い、本来の人間の強さを持つ時代がくる、ことも
確かに希望があるはずだ。
それはだいぶ先になる、というのが残念だけれど、(;´∀`)
そんなことはいっちゃあいけない。
少しでも立派な友人、立派な大人になりたい、と思える。