小説版「ガンダムNT」もおもろいでー。小説の良さ
なんでも「不死鳥狩り」が描かれていた福井晴敏さんの原作を
映画用に書き直してまた
小説化したのが出ている。
なので前回、小説版で・・・・と僕が言っていたのは不死鳥狩りの方であったらしい。
そりゃあ描写も印象もだいぶ違うわけだ。
で、せっかくなので、というか小説の技法の勉強がてら映画を観た熱も冷めやらぬうちに読み始めると
これがおもしろい。
映画をみてしまっても、というか観たからこそおもしろいものだ。
小説、というのはゆっくり描写がされていくので、
時の流れが緩やかであり、これが臨場感を生んでいるもの。
序盤の占いのシーンでさえ、それを小ばかにする心理のやりとりなど、ですらおもしろい。
よく映像は情報量が多い、というが、果たして・・・という気持ちになる。
「シンギュラリティワン」=技術的特異点
という言葉が生まれて、それがユニコーンガンダムが見せたサイコフレームの技術の危険性、神の力、を
封印する、という概念が出ている。
そう考えながらこの作品を捉えていくと
すごすぎる力がこの先出てこない、というくさびにもなっていてリアルでおもしろい。
ガンダムNTは時間が短いわりに戦いの展開が多いので、
3部作くらいでゆっくりやっても良かったんじゃないかと思える。
小説を読むとその気持ちはさらに強くなった。
これは映画と小説両方に触れるのをぜひオススメしたい。