『漫画「ブルーピリオド」がすごい!・・・それは誰の感動だ?映画一本分の第1話』
漫画喫茶で出会った
漫画。
いくつかのレビューが並んでいるのを読んでピンと来たのがこの「ブルーピリオド」
日常をこなして生きる秀才は
憂いている。
そこで美術「絵」と出会うのだけれど、
第1話がとにかく面白い、深い。
ここだけで映画一本分のメッセージがあるように思えた。
逆に読み進めてみると先が長いようだ( ̄▽ ̄;)
サッカーを見て仲間と熱狂する。
だが、
「これは誰の感動だ?」と疑問を抱く
自分の言葉で、自分の感性で、
絵という言語で他人に評価、共感されたとき、
「初めて人と話した、気がする」
というものだけれど、
第1話に全部詰め込んであるんじゃないか、というくらい良い展開。
それが青く見えるのならば、
青く描けばいい、それでいい、、、
好きなものを好きということがどれほど難しいか、
人間とは、それぞれの感性とはなんだろう、
と考えさせられる。
ガチンコで美術の話がでてきてマニアックになるんだけれど、
デッサンをしてこなくても絵が上手い人、
は無数の情報を今までに得てきて、他の形で努力をしてきただけ、なのでそれを飛び越えたように見えるだけ、という説明がすごく納得がいった。
なるほど〜、俺もなんかそんな何かを積み重ねてきているんだったらいいな〜。
とてつもなく地に足をつけながら、芸術という感性の飛躍を描いているので、なんとも滋養になる、気がするんだけれど、
とりあえず第1話読むだけでもおススメ。