「まだ結婚できない男」最終回で結婚しない理由が深い?
ラスト前の次回予告から嫌な予感がしていたがやはり
最終回も結婚できずに終わってました。
(こちらは私のコスプレ(⌒-⌒; )
嫌な予感というのは最終回前の次回予告で
それっぽい(結婚までゴール)シーンが明らかに見当たらなかったことである。
そのうえ、お隣が飼っているパグ犬が
仲良くつがいになっているのを見つめる桑野信介(阿部寛さん)
ああ、これは良くて犬が結ばれるオチだ・・・。
ここまでフラグが立っていない状態も中々なくて、
2020年3月に発売されるBlu-rayに合わせて
「劇場版」でついにやるのか、とでも
思っている。(是非やって欲しい)
第一シーズンのラストで「告白」する(告白はするものの一緒に暮らすというところまでは踏み込まずにボヤかして前作は終わる)という大事件があり、不器用な姿が胸を打ったが
「まだ結婚できない男」では
ついに結ばれるのか、というか結ばれてくれないと希望がない、、。。
5話「神様にお願い事して悪いか!」の回で
結婚がいかに「結婚=幸せ」ではなく
神に愛を誓わなければいけないほどに
人が裏切りに合ってきたかを過去の偉人の言葉を羅列するシーンは歪んだ正論でとても良かった。
「結婚とは 権利を半分にして 義務を倍にすることだ」(ショーペンハウアー)
「結婚 それはいかなる羅針盤によっても 航路を見いだすことができない 荒海である」(ハインリッヒ・ハイネ)
「人は生きて結婚生活に入り 死体となって出てくる」(ショーレム・アレイヘム)
それを聞いて
「結婚を焦りプレッシャーを感じていた自分」
がバカらしくなり、憑物(つきもの)が取れたように晴々とする女性。
確かにこの方が結婚の本質を捉えられるようにも思えるシーン。
人生100年時代において結婚は些事なのか
どうなのか。
喧嘩することを
「向き合っている」と
桑野と吉山(吉田羊さん)
は評される。
桑野は趣味を楽しみ「孤独と向き合っている」点において迷いがない。
「互いが心を開き、相手の立場に立つ」
裁判所で吉山が語る言葉の通りになり
ほんの少しだけ進展する
2人の関係。
キャラクターが大袈裟な分、
このほんの少しだけ進ませる、という答えが余韻と考える余地を与えるように思えるんだけど、どうだろうか?
波瑠さん主演のドラマ「サバイバルウェディング」では結婚するためにいかに自分のスペックを認識し婚活していく様が描かれているが、
「結婚できない男」は阿部寛さんがコメントを寄せた「救いを感じて欲しい」ことになっただろうか。
救いを感じる、ということは
結婚できなくても幸せはある、ということの暗示だったのだろうか。
だとしたら桑野信介は永延に結婚できないのかもしれない。