凄まじい戦いだったM1グランプリ2017「まさに頂上決戦。お笑い界の芥川賞?」
ワンピースの頂上決戦のように
すげー奴が次から次へと出てくる。
もう、とろサーモンさん勝たせてくれ、と序盤は思いながら見ていたけれど
次々とおもしろい。
とりあえず見た人はみんな思ったであろう
「ゆにばーす」さんの、翼の折れたエンジェルの熱唱は
「お前のその声そこで輝くんかい!(;´∀`)」
という説明のいらないばかばかしさがありました。
ある意味でなんの武器も持たない「スーパーマラドーナ」さんが本当にすごいと思った。(猪木の古今東西を回していく下りとか、おお、という発想だけで勝負しているのがすごい)
天竺鼠さん、かまいたちさん、とろサーモンさんなど破綻したパンチ力のある芸人さんをみたいと常々思う。
そして陽の当たる場所についに立った「とろサーモン」さん
ジャルジャルさんの、「あれであそこまでの笑いと展開に繋がると思う発想」もとてつもなくすごかったし、
決勝の「和牛」さんの謝ったときの「間」一回目は長く、二回目は短く
最後はまた長く・・・と完全に計算されていた。
最後の最後まで間をきちんと使いかつ、びっしり内容を入れていたという意味では決勝は「和牛」さんにも思える。
審査員も「好み」という言葉でしか言えないように
もうどれもおもしろい。
陽の当たらない若手(売れない限りみな若手(;´∀`)
に陽を当てる、という意味合いにおいて文学の芥川賞のようなものか。
(だったらダブル受賞でもよいのでは?)
とにかく「とろサーモン」さんが引っ張っていくことになったお笑い界、
おもしろい。