文豪ストレイドッグスの二期がおもしろすぎる「文豪」
一期はキャラの設定をがやがやしていただけなのか、と思われるほど
二期がすごかった。
とりわけ小説をアニメ化した部分。
太宰治が黒の時代だった話。
結局は文豪は「生きることを苦悩」していた存在であることが裏にあるので
言葉に二重の深みがある
誰かに生きていいんだよ、と言われなくては生きられない中島敦の不安
誰かと心中したい太宰。
自分一人でさえ背負いきれない中島敦とは対照的に
誰かを巻き込むがそれは太宰のエゴを映しているにすぎない。
「自分を憐れむな、憐れめば、人生は終わりなき悪夢だよ」というセリフ。
「人を救う側になれ、どちらも同じならよい人間になれ、その方が、幾分かは素敵だ」
というセリフ。
文学じみて素晴らしい。
迷い、と振り切れない正義。
二次創作の極みともいうべき文スト、さらに文学を読み始めるとさらにさらに深みを増していく・・・・
二期は海外の文豪が出まくり、はっきりいってズルい。
文ストは無茶苦茶だけど、それがいい。