司馬遼太郎の良いところ
好きな作家と言われると、司馬遼太郎、と反射的に答えるが、
それでいいのか?とも思う・・・
歴史小説家であり、
なんだか煙に巻いているような気がするからだ。
没個性のような気が(;´∀`)
でも、あらためて考えると司馬遼太郎を読んでいると
「謙虚」になれる
例えばミケランジェロが、人間一人にできる仕事のすさまじさを表現したとして
同じように司馬さんはとてつもない読書量からあれだけの作品群を生み出している。それも歴史から。
さらに歴史であるからして人の思想や行動は無限に広がりを見せ、
人間一個のものからとっくに離れて
謙虚さ、と「ロマン」を見せてくれる
歴史の人物の中にすべての知を究めたような傑物が、ほぼ無名の人の中に出てくるが
いや司馬さんあんたもだよ!と言いたくなる。