司馬遼太郎の本当にすごいところ
「翔ぶが如く」をいまだに読んでいる(いや終わらんのよ( ゚Д゚)
で、島津久光の新政府への不満を書いた文書(漢文)を引き出して
詩藻(しそう:詩の才能のようなもの)が本来なら多い人物であるのにこの文からは
詩人にある「鋭く屈折したところ」が見られない
・・・・という。
すんごい表現するなー( ゚Д゚)
というかそれを語れるあなたは詩人じゃないか、とさえ思う。
鋭く屈折している、という表現がとても的確で恐ろしくなる。
この司馬遼太郎という人、当然、思想書にも無数に触れており、
化け物のような底なしの知と歴史が常に文章から溢れている、だから昔からこの人すごいなーと思うのだ。
そういえば「詩藻」(しそう)さえもう変換で出てこないことがもうすごい
昔、電子辞書で出てこない感じをよく漢字の偏から検索して意味を測ったりしていた
(司馬遼太郎はまだましで三島由紀夫になってくるとそら恐ろしいぐらいに知らない言葉が出てくる)
改めて司馬遼太郎さんが好きになる。