「三度目の殺人」は考えさせられる?
「関ケ原」を見て、同じ年にこれを差し置き最優秀作品(日本アカデミー賞)
をとったというから注目。(関ヶ原が思いのほか良かったと思ったので)
是枝監督の映画を「また辛気臭いの作って・・・」と爆笑問題の太田さんが言っていたが(「万引き家族
」の時)
たしかに辛気臭いのかも(;^_^A
役所広司さんと福山雅治さんの演技がマッチしていてすごく独特の緊張感と想像力を掻き立てられる
造りをしていて、考えさせられるのと余韻を強く残す、という意味で珍しい映画に思える。
結局、実際のところどうだったのか、
というのがどちらとも取れる、という手法をあえて使う。その解答も煙に巻くようで役所さんの演技がそのまま
突き刺さってくるすごい映画。
作ってる側も混乱してしまうほどだという(監督談)
「生まれてこなければよかった人」はいるのだろうか?
そんな
人間の「意志」とは関係なくただ、それはある。
「意志」が「物語」を見せているだけなのだろうか?
単なるトリックや社会風刺、人間への皮肉だけにとどまらない
映画のように思える。
かといって何を考えさせられるのか?・・・トリックや比喩ではない
哲学な部分はなんだろう。
とにかく余韻がすさまじい。
これは観た方が良い