友人のような本は概念が書いてある「読書からはじまる」
と、いうことで以前、名言で感銘を受けた人の本を読んでみたのだけれど
この「読書からはじまる」という本
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まるで本が友人のように感じられる。
そういう本にはたいてい思想哲学や概念のようなものが書いてある。
「概念」つまりものの捉え方を
変えてしまうような考え方が書き貫いてある
「白いチョークで他の入り口が道端に書いてあるようなもの」
それは当然実際に書いてあってそこの入れるわけがない。
それは価値観を変える、ということなのだろう。
本とはそういったもの。
言葉と出会うとはそういったものであり、
どんな言葉を使うか(それは数でも種類でもなくどんな言葉を使うか)
だったりどんな言葉を使わないか、だったりするという。
こういう本を少しずつ読んでいるとなんだか
電子書籍がいけないような気さえしてしまう(これはケースバイケースなのだろう)
情報があふれる時代に必要なものの捉え方、
「自分の時間を持つ」ということは
プライベートや自分の使える時間を指すのではなく、
自分が感動できた自分だけの記憶をどれだけ持つか、なのだという。
なかなか激烈なことが書いてあり
いくら読書をしても
うまく読まなければ「嘘みたいになにも残らない」
今の情報だらけの社会で耳が痛い話だ。
いつしか「がらくた」だらけの言葉ばかり集めて
いる現代になっていないか?と警鐘を鳴らす。
うーーーん、どうだろ。
どちらにしても読書がとても大切で友人のような本にぜひとも出会いたい、
そう思える本である。